アタシの初恋は小学校1年生の時。
いまだに記憶にある、入学式の日だった。
同じクラスになったKくんだ。
「なんか知らんけど、イイ…(遠い目)」
鼻たれ小僧のアタシは、恋って単語も知らなかった。
そして同じ教室で、Kくんの行動ばかり目で追う日々。キモ
Kくんは頭が良く、スポーツがよくでき、ちょっとやんちゃ。
集英社「りぼん・マーガレット・ぶ~け」の初恋クンの世界そのままの子だった。
今思えば入学式の日は一目ぼれだったのだろう。
余談だが、この入学式の時に着ていく服で、母ともめた事を思い出したので、短く書いておく。
忘れもしない緑色のワンピース!それは保育園のお遊戯会の時に着たもので、成長が早いアタシにとって、
このおパンツの見え方がワカメちゃんレベルだった。
入学式の集合写真も裾を押さえて写っているしw
話は戻るが、
初恋って、相手とどうにかなりたいっていう願望がある訳でもなく、ただ心で思っているだけだと思うが、どうだろう?
例え両想いになったとて、小学生のガキに何ができる?
両想いでヨカッタヨカッタまる、ではないか?
デート?ド田舎で?1日50円のおこずかいで?その前に、二人っきりって恥ずっ。
・・・そんな心配は無用だった。
成人してから同窓会で、Kくんに小学生の時に好きだった子の名前を聞いた。
Kくんの初恋は、中学生の時でMちゃんだったという。
なので、アタシが恋焦がれていた小学生時代は、Kくん本人に至っては、恋もオンナも気にしない、ただのガキんちょだったということ。
こういうのって、男のコより女のコの方が、「オンナ」しているのよね(笑)
もちろん告白するなんて勇気はひとかけらもない。
一途に好きだった。
甘酸っぱいレモンの時代だった・・・。
BY 吉田まゆみ