以前、キャバクラの裏方でバイトした時のエピソードを1つ。
以前のブログはコレ
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そのキャバクラは、日々4~5名のホールスタッフ(黒服)で店内を回していた。
この黒服の男性たちは、大学生・フリーター・転職のつなぎでバイトしている人達だった。
その黒服の中に大学3年生のS君という子がいた。
S君はビックリするほど男前で、ジャニーズでも通用するような見た目だった。
俳優の高杉真宙そっくり!最近この俳優さんを知ったのだが、S君がデビューしたのか?と思った。それほどそっくり。
その見た目に反して、ド田舎から出てきたソボクで真面目な子なのだ。
黒服のバイトも、大学の授業料を稼ぐためにやっているとのこと。
そうなると、キャスト(キャバ嬢)もそりゃザワつきますわな。ウンウン
でもS君には大学生の彼女がいた。
女のコとお付き合いするのが初めてで、その子が大好きだと言っていた。ソボク~
そんなある日、S君が言うには、
彼女のストーカーが余りにもひどいので困っているとのこと。
まず、バイトの日にお店の前まで来て夜8時~01時まで裏口でずっと待っている。
バイト中もメールの嵐。
そりゃあ、男前の彼氏が華やかなキャバ嬢と同じ空間で仕事をしているんで、何かあるのではと勘繰るよね。
また大学でも部が違うのに、わざわざ教室まで来て他のオンナの子にマウントを取るらしい。
更に!
なんと!!そのキャバクラにご入店なりー。(アカンて。)
彼女が入店することを知らずにその日を迎えたらしく、S君は目が点になっていた。
ホールで立ち回りながらも、彼女が例のしょーもない研修を受けているのを横目で見ている。そしてそれを市原悦子の如くガン見しているアタシ・・・。
ま、ヤキモチ並びに他のメスへの威嚇ですな。
どんな彼女かって、大学のキャンパスにいるような見た目もごく普通の子。
となり近所の娘さん、みたいな感じ。
お互いバイトあがりに一緒に帰宅していたようだ。
ある日、S君がどんよりした空気で出勤。
藤子不二雄マンガに出てくる近眼キャラが、メガネが外れてどこどこ?みたいな、目が「33」のような腫れ方だ。
・・・別れたそうだ。
お店にまで入店するのはあまりにも度が過ぎるって。
S君は、その彼女のこととっても好きだと言っていた。
それなのに別れるのツライって。
もちろん、彼女はお店を辞めた。
んー、彼女の気持ちも分からんではないけど、若い時にありがちな気持ちをぶつけ過ぎが祟ったのね。
だまってりゃ、男前と続けられたのに。
さて、
その数日後、市原悦子は見た!
仕事あがりに、S君とお店のキャバ嬢が腕を組んで帰って行く後ろ姿を・・・。