アタシは転職回数が多い!!!(イキナリ)
ま、ま、その辺の話は後々・・・。
さて10年ほど前、
次の転職の合間にチョイと繋ぎでバイトした、
それがキャバクラの裏方だった。
裏の洗い場でグラスやお皿を洗うって仕事。
当時の時給1100円。
10年前では悪くない時給だ。
20:00から01:00迄
週3、4日は出ていたなぁ。
洗うだけ、といっても食器洗浄器なんてないのでひたすら手洗いだ。
しかもキャスト(キャバ嬢)が使った後のグラスには、当時流行のグロス💄がベットリ。
洗剤で洗ってもなかなか取れずスポンジで力ずくで洗わないと、
グラスが乾いたら唇の跡が残ってしまう。
客に出す前に必ずチェックして、跡があったら洗い直しだ。(メンドクサ)
他には、ちょっとしたおつまみ(チョコとかピーナッツ)のセットを作ったり、
アイス(氷)とミネ(お水)のセットの準備。
おしぼりを丸める、などやることは大したことない。
「The水商売」というところに踏み入れるのは、生まれてこのかた初めてだったので何でもかんでも新鮮だった。
このキャバクラは良心的なお店で1時間飲み放題付で6800円くらいだったと思う。
あとはキャストの力で、他のドリンクやフードを出させるかが売上にかかってくる、という儲け方だった。
(他は知らんが良心的だと思う、たぶん)
ここはオーナーが何件か店を出しており、この店の店長とそしてバイトの直接の指揮命令者Aさんでホールを回していた。
他、ホールスタッフが4~5人、キャストは常時10~15名ほどいて忙しいお店だった。
裏方なので、ウラ事情が色々と見えてくる。
まず、店長は太い客を持っているキャストには特に気を遣う。
人気モンは条件のいいお店に移るからだ。
他のキャストの前では気遣う姿は見せてなさそうにしているが、
女のアタシがナナメから見る感じでは、明らかに態度が違う(^^;)
まあね。。。
普通の会社でも営業成績のいい社員は一目置かれるしね?
どうやらこの世界でも同じのようだ。
ドラマみたいにオンナ同士のドロドロとかあるのかなーと思って見ていたけど、
とにかく席から席へとひっきりなしに移るし、アルバイトキャストが多い中、
お互いに顔を合わせることがあまりないようで、みんな「はじめまして」の状態。
だから仲が悪くなる以前に、お互い話をする機会さえないようだった。
(ネタにならない( ;∀;))
というか、今の(当時も)子はアッサリしているのかな?
キャバ嬢初心者の研修、っていうのもやっていた。
へぇ、そんなこともしていたのね~( ゚Д゚)
ドレス着て、ポンと勢いで出されるのかと思っていた。
アタシはグラスを洗いながら耳をすませて盗み聞く。(市原悦子のごとく)
タバコの火の付け方。
灰皿に2本吸い殻が溜まったら交換する。
客にドリンクを渡すときはハンカチで拭う。
おしぼりの渡し方。
足を組んではいけない。
云々・・・。
キャストは学生やOLが多く20代前半の子たち。
アタシにとっては上記の研修内容は「そんなんどーでもよくねー?ハナホジ」って思っていたけど、そこは若い子、素直にハイハイ言うとりましたぁw
あと、なんつーか、はすっぱな感じの子は少なく素人さんが多かった。
いろんな事情があるのだろうな😌
キャストの子は常に表で接客していたので、あまり話しをする機会がなく
色々聞けなかったのが残念⤵
そしてここの黒服のホールスタッフは、揃いも揃っていい子ばっかし。
客が入るまでとか、休憩中とか話が出来る時間があり楽しかった。
学生やら、アタシのように転職までの繋ぎでバイトしている人やら、フリーターもいた。
彼らの親くらいの年齢のアタシも仲間入りさせてくれ、嬉しかった✨
結局、ここのアルバイトは5か月くらいで辞めた。
転職先が決まったからだ。
とにかく!ここでの仕事は面白かった✨
ん-、何というか、
会社でのわだかまり、忖度、責任、気遣い、プレッシャー、年齢差、男女差 、等々
そんなこと一切関係なく、ストレスなく楽しんで仕事をしたのは
アタシにとってこれが初めてだったかもしれない。
職務経歴書にこのお店の事を載せることはないけど、
アタシの経験の引き出しの中にはしっかり入っている。
本当に貴重な体験だった。
もう一生こういう機会はないだろう。
具体的なここでの話を思い出しだしたら、またの機会に書き記そうと思う。