裁判の傍聴へ行ったことがある人はどのくらいいるだろうか?
アタシは10年ほど前に1度体験した。
正直言って、ただの「興味」だ。
刑罰を決めるのに興味で見学とはいかがなものか!と思われるかもしれないが、実は自由に見学できるようになっている。
しかも憲法82条で「公開裁判」を定めているし。
さて思い立ったが吉日、その日に法廷が開かれていれば、事前に申し込まなくても傍聴することができる。
どんな裁判が行われるかは、裁判所の掲示板で確認ができる。
アタシは初めてだったので、受付の方に場所をお尋ねして法廷まで行った。
どうぞどうぞって、あっさり入れてくれた。
地方裁判所だったので、よくテレビで見る大法廷のアレとは違い少し狭い。
それでも神妙な雰囲気。
周りには被告の関係者らしき人、アタシのような興味本位で見学に来ているであろう人が数人いた。
そして新聞記者などのマスコミの人も数人いたが、満席ではなかった。
10:00スタート
裁判官が中心にいて、被告を挟んで検察官と弁護人、並びに通訳さんがいる。
アタシが傍聴した事件は、ザックリに言うと「外国人女性が薬物を海外から持ち込んだ。運んだ方法はコンドームに薬物を入れて、それを体内に挿入して持ち込んだ」
という事件。
被告はアジア系外国人で英語圏の言葉ではない。
そこに通訳さんが2人いて、一人はベテラン風の日本人、もう一人は被告と同じ国の通訳さんで新人らしい。
内容を聞いていると、この外国人の運び屋は自国に子供がいて、家族の生活費のために
やってしまった、というお涙頂戴のような展開になっていた。
さあ、大岡越前守はどのようなお裁きをするのか!?
オチはその日に聞くことはない。
判決は後日ってことで、で終わったから。
ホンット申し訳ないのだが途中で眠くなってしまった。うつらうつらしたアタシを死刑にしてほしい。
単調な時間は眠気を誘うのだ(マジ、ゴメン)
そんなで途中昼休憩を挟み、夕方まで続くという1日がかりの裁判傍聴だった。
今回はこのような刑事事件を傍聴したが、家庭裁判所で扱う離婚調停とかは傍聴はできない。(そっちの方が面白そうだけど)
それと、世の中を騒がせた事件(例えばオウム真理教事件)は傍聴希望が多くなるので、傍聴券が交付される。(テレビでよく見る行列のやつ)
被告の動機とかその家族の背景を聞いて、色々考えさせられることがあった。
見識も広くなる。
さらにこのようにブログネタにもなる (ゴメン)
平日に時間がある方は、一度傍聴してみてはいかが。