つぶやきよりチョイ長め

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【緊急②】ツアー中、団体食中毒事件!(前編)

6月に入り、食中毒のニュースをちょいちょい見るようになった。

そこでアタシが添乗員時代に経験した、ツアー中の団体食中毒について書こうと思う。

【過去の記事】 ☟ 

【職歴書】ツアコンやってました🏴 - つぶやきよりチョイ長め

【緊急①】ツアー中、亡くなられた! - つぶやきよりチョイ長め

【恐】添乗員って怖い目に遭っても仕事だから仕方ないよね、の巻 - つぶやきよりチョイ長め

 

これは30年くらい前の話なので時効ってことで書くし、名称は出さないし、出せない。その辺、ご了承下さいまし。

 

さて、添乗員としてド新人だった時の話。

ツアーのメインは「立山黒部アルペンルート

富山県~長野県をトロリーバス・ケーブルカー・高原バスなどを乗り継ぎながら3000m級の山々を見る、という超人気コースだ。

富山県側からスタートして、長野県側へ移動する。その間に観光バスは、長野県側に回送する形になる。

このコースは、添乗員の腕の見せ所のようなツアーだ。

なぜなら、添乗員1人で45名のお客さんを1人も取り残さず、色々な乗り物を乗り継ぎ、無事に長野県側に到着させなければならないからだ。

 

事件の前日は、富山県の何某という団体用のドライブインで昼食を食べた。昼食の内容は「甘エビ食べ放題」 

これが食中毒の原因だった。

 

2日目アルペンルートの出発当日、朝5時頃フロントから電話が入った。

アタシのツアーのお客さんから、次々に腹痛の薬はないかと電話が入っている。

どうもおかしいので対応して欲しいとのこと。

 

45名中、30名以上が嘔吐・腹痛を訴えている。

その内の2組のご夫婦が救急車で運ばれた。

この日のホテル出発は朝7時30分。それまでに色んな対応しなければならない。

具合の悪い客を連れて、ツアーを続行させるのか?

病院に運ばれたお客さんの対応をどうするか?

再度申し上げるが、30年くらい前の話。携帯電話は持っていない。

幸い、軽症の方が多く、薬を飲んで落ち着いた方はツアーの続行を希望された。

ホテルに残りたい方、4名。

病院に運ばれた方、4名。

 

こうなると、どうなるか?

あくまでもツアーを続行させ、残る方は置いていく。

ホテルに残った方は、ホテル側に協力してもらい、その後のことは旅行会社の担当者からお客さんへのフォローが行く。

ちなみに残ったお客さん達は、最終日に空港で合流して、同じ便で帰着した。

その間の宿泊費、交通費、などはツアー料金から相殺し、またその後、食中毒を出したレストランからの保証などがあった(らしい)。

 

さあ、腹痛のお客さんを連れたド新人のアタシ!

どっどうなる?!後編へ続く!!

⇒(ハラハラしている読者は一人もおらん💧)

 

dokujyolife.hatenablog.com