「ぎっちょ」という言葉は不適切用語になっているらしい。
確かにNHKのアナウンサーは使わない。
てか、イマドキ使わないのかな。
左利きの人は10人に1人の割合だそう。
アタシはその一人だ。
利き手というのは、生まれて来る前の染色体の段階で決められたのだし、こうなると神の域だ。
昔は人並み外れていると思われていたようだが、今はそれなりに左利きに対しての理解があるので生きにくさはない。
世の中は、多人数の方に合わせて構造されているようで、
なんでも右利き仕様になっている。
電車の自動改札機も、
クリアファイルの入れ口の切れ込みも、エアコンやTVのリモコンも、トイレの操作パネルの位置も、扉の開閉も、缶切り(コレ、若い人は知らんらしい)も、フライ返しも、
マグカップの柄も右で持たないと絵が映えないようにデザインされている。
このあたりの事は右利きの方はあまり意識したことないだろう。
子供の頃は両親から、右利きに無理やり矯正させられた。その記憶は意思が芽生えたと同時に張り付いている。
まだ箸を使えない頃、スプーンを握る手は当たり前のように左手だ。
それを母は「こらっ」と叱る。アタシ、泣く。
それでも、まだ動物に近いアタシはいつの間にかまた左手に持ち替えて食べている。
その繰り返し。
サルのような行動をするアタシに母は、左手を包帯でグルグル巻きにし、左手を使えないようにした。(星一徹か)
お陰で大人になった今、右手でお箸を使えている。というか、左手でもお上手にお箸を使えているのだ!
両方に箸を握ればもうカニのように使える🦀
鉛筆を握る手も同じように矯正させられた(いや教育してくれた)
だから筆記は右も左も両方の手で出来る。
但し、左手で書くときは鏡移しの文字になる。(不思議ィ)
食べる・文字を書く、という人としての基本動作は、親からしっかり矯正してもらったが、それ以外の事はほぼ左手である。
ボールを投げる・蹴る・何かを受け取る時・しゃもじを使う・頭を掻く、尻を拭う等々。
アタシは中学生の頃、ソフトボール部に所属していた。
ソフトボールに関しては全くやったことない状態で、いきなりバットを持たせられたが、みんなが右側に立つものだからアタシもそうだろうと思い右に立つ。
やはりなんか動作が鈍いしバットが振りにくい。
監督に左でやってみ、と言われ左で打ったらパカスカ打てる。
脳みそから出る何かの電波が、運動神経に達するのが、なんかよく知らんけどスムーズに達するのではないか?
あと左利きの人はアタマが良いと言われているようだか、アタシはアタマ悪い。謙遜じゃなく。マジ
ただ人様より3つほど先の事を考えられるので、テンポが合わず周りに「?」と思われるのがしばしばある( ;∀;)
左利きは良しも悪しも生まれ持つ才能だ。だからムリに矯正させることはないと思うけどね。
親に「右手で使えないと世に出た時に苦労する。お嫁に行けない!」と言われてきた。
しかし右手で使えるようになっても、結局ヨメに行けなかった(行かなかった)
というオチはどう変えようもない。。。