あつ。今日も朝から30度超えている。
毛皮を着ているイヌネコなどの畜生は暑くてたまらんだろう。
そのネコが実家にいる。名を「ちー」という。
もう10年以上生きているメスネコ。
ネコなのにあまり「ニャン」と鳴かない、口数が少ないネコだ。
両親はこの「ちー」をよく可愛がっている。
「猫かわいがり」とはこのことだ。
このネコは、ニンゲン様の言葉が解るのか?というくらい賢い。
ちー、二階で寝てなって言うと、すぐ二階への階段を上がっていく。
また、帰宅した時のエンジン音で人を見分けている。
まあ、これは動物の学習能力だったり、飼い主の贔屓目もあるので、気のせいだろう。
さて、ここ最近の暑さは異常だ。
暑いとやはり体力のない高齢者から熱中症に罹るようだが、実家の母親がもれなくそうなった。
夕食を食べた後、急にめまいがしたそうだ。
最初は脳梗塞が再発したのか?と思ったそうだが、そうではなく熱中症によるものだった。
実家は、てんやわんやの大騒ぎの巻~~、の状態。
そんな中、滅多に鳴かない「ちー」が「ニャーーーン」「ニャーーーーン」と盛りが来た時以上に鳴き、母の側を離れなかったそうだ。
「ちー」はクーラーが効いた部屋が大嫌いで、すぐ部屋を出ていくのだが、その時ばかりは冷え冷えの部屋に寝ている母からずっと離れなかったという。
・・・それを見て周りは、「ちー」は何かを察しているのでは、とビビった。
その後、母は初期の熱中症だったようで、数時間後には回復した。ヨカタ。
ネコは所詮動物だ。
頭を見た感じ、脳みそはピンポン玉くらいの大きさしかない。
なので知能もほぼないはずだ。
でも飼いネコは、ナナメ45度くらいから知的な目線で、ニンゲン様を見ているのではないかと思ったりする。
ネコを飼っているつもりでも、もしかしたらアタシら飼い主側が、いいようにネコに飼われているのかもしれない。