アタシは「元」歯科衛生士。
当時「あなた職業柄、きっと歯はキレイなのでしょうねぇ」と、何回も言われた。
ンなこたーない。オンギャーと生まれて歯科衛生士になるまでは歯科の知識なんてなかったのだ。
子供の頃、ミルキーを口に入れたままヨダレを垂らして寝ていたし。(バカ)
なので、現在も臼歯の部分は全部詰め物が入っている。そして恥ずかしいかな、片方に八重歯があって上顎の歯列はガッタガタだった。
それにより、添乗員を生業としていた頃、海外では恥ずかしくて思いっきり笑えなかった。外国において歯並びは「その人の育ち」を見られるからだ。なので八重歯や歯列の悪さが超超コンプレックスだった。
という訳で、そのコンプレックスをなくしたろうと、歯列矯正を決心したのは中年になってからだ。
ちょいと専門的な話だが、歯には番号が付いている。前歯の中心から奥歯に向けて1番2番3番...と数える。ちなみに中心から数えて3番目は犬歯、いちばん奥の歯は7番になる。(親知らずは8番)
アタシは2番が通常の歯列より奥(後ろ)に生えており、3番(犬歯)が生えるスペースがなく前の方に突出してしまい八重歯となってしまった。
さて、歯科医師と綿密なカウンセリングを行い納得するまで説明を受けた。
アタシは、審美性も求めたので左右3番~3番まで矯正し、セラミックによる被せ物もお願いした。
矯正にかかった期間、約1年ちょい。
ワイヤー矯正治療費用、自費(保険外)10万円!
前歯の被せ物(セラミック)自費(保険外) 1本10万円✕6本!
その他モロモロ、トータル80万円近くかかっている。
※美容歯科ではなく、一般歯科での料金(自費治療につき地域差あり)
タイトルの、中年が「歯列矯正とセラミック歯でキレイになれるのか」だが、
結果を言うと「なれた」。(基本的な美醜は別として) 人前で口を隠すことなく思いっきり笑うことが出来る。コンプレックス解消だ。ついでに、ほうれい線も消えるという副作用もあった。(おそらく、八重歯があった方の顔の筋肉が、歯に引っ掛かってうまく使えていなかったのではないだろうか?知らんけど)
80万円はかかったのだ。元は取った!!(と思いたい)
もしこのブログを読んで、自分もやってみようか、と思った方へ申し上げるが、やるには覚悟が必要だ。費用とか時間の問題ではない。
どれだけ事後メンテナンスをしっかりやれるか、という覚悟である。
メンテナンス=口腔内のお手入れのこと。歯磨きは毎食後やっているという方でも、もっと細かいお手入れが必要だ。
昭和の昔、歯磨きは3分はやりましょうと言われていたが、それだけでは全然足りない。
40オーバーの方、えのき茸とかワカメとか歯に挟まりませんか?
それは、中年になったら歯ぐきが瘦せる(退縮する)から。なので挟まった部分から虫歯や歯槽膿漏になってしまう。それに加えて補綴物を被せると、歯垢が溜まりやすくなる。だから通常の歯磨きのみではお手入れ不足になる。
僭越ながら、アタシの歯のお手入れ法をお伝えしよう。
まず「スクラッピング法」という歯磨きの方法で10分は時間をかけて磨く。(※強い力で磨いてはダメ) その後デンタルフロス、歯間ブラシ、更にタフトブラシというミニ歯ブラシでお手入れをしている。就寝前はトータル20分はかかる。
ちなみに朝・昼のお手入れは、夜よりも短め。歯磨きは5分+デンタルフロス+歯間ブラシは必須で、それでもトータル10分は必要。
歯列ガッタガタというコンプレックスはなくなった!セラミックも被せて歯が白くなった!人生が豊かになった!満足満足~♪、と浮足立ってはいけない!
これをどれくらいの期間維持できるか、そしてそれを保つための覚悟があるのか。
やるかやらないかは、あなた次第・・・。
~Fin~