前編からの続き~ ☟
【緊急②】ツアー中、団体食中毒事件!(前編) - つぶやきよりチョイ長め
アタシの具合はどうかというと、お客さんと同じものを食べていなかったので、体調的には問題なし。ただ、精神的にはかなりダメージが大きかった!
前編にも書いた通り、この立山黒部アルペンルートは添乗員にとっては腕のみせどころでもあるなのだ。
移動の際、乗車時に改札で集合させ、時間を決めて一旦解散、乗る前に人数の再確認、そして全員乗れたか確認。1度に乗れない時もあり、その対応..
だからこのツアーの仕事がアサインされた時から勉強を始める。
アルペンなんて足を踏み入れたことないしネットもない時代だから、市販のガイドブックと旅行会社の資料しか情報がない。
しかもこの騒ぎで、すでにクタクタ(^^;)
さあ、それでも時間は待ってくれない!
扇沢駅からいよいよ出発だ。
しかも体調不良のお客さん40名を連れて。。。
アルペンルートの各乗り物の予約は、旅行会社より事前にしているが、この日はすでにお客さんの対応等で1時間ほど時間が遅れている。
それでも現地で対応していかねばならない。
腹痛のお客さんのトイレの事情を踏まえ、それでも乗り継ぎ山を登っていく。
ケーブルカーの出発直前にトイレに行きたいと手を挙げる方。(ヒー!)
50分くらい乗車する高原バスの中で嘔吐する人…。(ゲロ袋持っててよかった)
お客さん、顔色悪いですけど…でも顔は笑顔、っていう方もいる(^_^;)
でも昼ごろにはしっかりランチを食べ、途中で「おやき」もちゃっかり食べて、みるみる元気になっていく。
アタシも現地に行けば少し緊張がほぐれ、予定より遅れたが無事に長野県側へ到着。
立山駅に到着したら、回送していた観光バスにホテルで残っていたお客さんが一緒に乗ってこられ、合流。
そして宿泊場所へ。
ホーーーーーーーーーーーーーーーーッと一息。
この緊張の1日は忘れられない。一生ね。
この食中毒の件については、主催した旅行会社は責任はないけど、そこは現場の添乗員が汗をかいて仕事している様を見せねばならぬ。
新人というのはバレバレだけど、それでも頑張って世話しとるなーって思わせないとね(*_*;
汗をかいて見せる、営業と同じ。
お客さんにとって旅行に出かけるって非日常で、そのお供をするって仕事はちょっと特殊だ。
今は普通の会社員だけど、若い時のこんな経験は現在も活かされている。
しかし未だに夢に出て来るのは、やはりトラウマがあるからだろうか💧