タイトルの件、
NHKの時論/公論にかけて
自論であり、口論覚悟だ。
以前、派遣会社で営業をしていたのはブログで書いたとおり。
コレ ☟
人材派遣会社は、扱っている仕事の内容が各会社によって違う。
例えば大手の会社で言うと、テンプスタ○フやパ○ナは事務系派遣が得意。
また食品や機械の製造系、物流系、医療系 他と、それぞれ会社によって得意分野がある。
これは以前、アタシが物流・製造系を得意としていた人材派遣会社に勤めていた時の話。
某物流会社から、物流センターでアルコール・ドリンク類の出入庫作業、フォークリフト免許所持者、という要件で依頼があった。
派遣料金は通常よりも30%増で請求可!
なぜか?
これはリフト免許所持に対する割増と、扱っている商品がドリンク類で重量物だからである。(2ℓペットボトル1ダースの重さを考えてみてほしい)
このような条件は派遣あるある。
媒体で募集をかければ、時給が良いので割と人は集まってくる。
その中に1人、見た感じ中性的で華奢な人がいた。
登録用紙を見ると、男性の名前になっていたが住民票は女性の名前だ。
このことを訊ねると、「自分は男性として仕事をしたい」
「女性として扱わないでほしい」と言われた。
いわゆる性的マイノリティ(性的少数派)の方だったのだ。
ここ数年、慌ただしくLGBTQについて取り出されているが、雇用に直結する仕事をしていた中でアタシが感じるのは、ガラパゴスニッポンは、法律として規定するには、まだ熟していないような気がする。
それより男女の格差問題はどうなった?
世界でみると日本の男女平等の格差はダントツに低く、146か国中116位。
ちなみに韓国99位、中国102位だ。
男女格差の問題が解決せずに、理解が得られるのか?
それとこれとは別の話だろうか?
もちろん、この問題と並行してやらねばというのは理解出来る。
しかし、それをやれる器用さがこの国にあるのか?
これまでの慣習や常識では片付けられないのか?
この法案が可決され、法律となってもアタシ自身は困ることはない。
基本的に平等バンザイの考えだ。
そしてフェミニストでもない。
ただ実社会において、さきほどの性的マイノリティの方を企業はどのように扱ったらよいのか、マッチングの不一致が少なからず出て来るということ。
その自称男性は、結局は応募した仕事には就けなかった。
フォークリフト免許は持っていて条件は満たしているが、男性として、その細腕でビン類・ペットボトルの重量物の仕分けは出来るのか、というところである。
今後、法律が施行され色んな問題が出て来て法改正されていくのだろう。
机上の空論ではなく、実際の現場はこのような戸惑いもある、ということもご承知頂きたい。
あくまでもアタシの自論である。