つぶやきよりチョイ長め

【別冊】Theノンフィクション

【派遣先】派遣業界について熱く語る!②

さてさて【派遣元】からの続き~

☟ コレ 

【派遣元】派遣業界について熱く語る!① - つぶやきよりチョイ長め

 

次は【派遣先】

以前、アタシが勤めていた企業では、派遣スタッフが働いていた。

ようするにそこは派遣先企業というわけだ。

 

雇用契約は派遣元(派遣会社)と結び、給料も派遣元から支払われる。

派遣料金は派遣スタッフが働いた時給で計算され、派遣元から派遣先へ請求される。

そして派遣会社は利益を抜いて派遣スタッフに給料を支払う。

 

例えば、派遣料金2000円/時⇒派遣スタッフの給料1500円/時 

派遣元の利益500円/時

言葉は悪いが合法ピンハネだ。

そりゃあ派遣会社も「企業」なので、ボランティアではない。

ピンハネが気に食わないならハローワークへ行ったらよろし(^^;)

 

さて派遣先の企業が派遣スタッフを受け入れるメリットは何か?

 

まず、正社員を雇用するまでもない、サブ的な業務を派遣スタッフに担当させる。

 

また、派遣期間を予め設定して業務が完了したら、計画的に派遣を終了させることが出来る。

例えば、産休育休代替や繁忙期だけの労働力補充だ。

 

それに派遣スタッフの社会保険料雇用保険料は派遣元が支払うので

派遣先企業の負担が少ない。

 

さらに、法令により派遣スタッフにも有給休暇を取らないといけないが、働いていない有給分は派遣料金の請求が出来ないので、派遣会社が負担する形になる。

 

そういう理由もあり、正直言って派遣先の企業にとっては都合がいいのだ。

 

さて派遣先企業は、派遣スタッフさんの受け入れにあたって、事前に顔合わせをする。

派遣先は派遣労働者の人選や選考をしてはいけない。

なぜなら「人」ではなく、「労働力」を買うものから。

だから「面接」ではない。あくまで顔合わせ、会社見学という名目で行う。

 

実際に入職された派遣スタッフさんで、いい人材きたーーーーー!という時もあるし、

あんた、やる気ないっしょ?という人もいる💧

派遣会社で営業をやっていた経験から、派遣元に強くも言えないし(ひどい時は言うけど)、かと言って日本の法律ではなかなか人を辞めさせる事はできない。(米国のドラマみたいに「あなたクビよ!」なんて簡単に言えない法律)

 

今、コロナ渦からやっと通常に戻りつつあるけど、企業は正社員雇用に躊躇しているふしがある。

だから求人サイトを見ても、派遣スタッフの募集が多いし、また派遣元(派遣会社)自体が多忙で、営業や人材コーディネーターの求人がやたらめったら多い。(派遣会社は離職率高いしね)

 

まだまだ派遣労働者の需要が多そうだ。

 

次回は最終回、【派遣スタッフ】の経験談

 ☟

【派遣スタッフ】派遣業界について熱く語る!③ - つぶやきよりチョイ長め