アタシは子供の頃、このぎょう虫検査でよ~く引っかかっていた。
若い方は「ぎょう虫」って何んぞや?と思われるだろう。
ネットで調べてね。☟
というわけで、ネットで調べてみたら平成27年でぎょう虫検査は、衛生環境の改善により義務ではなくなったそうだ。
【ぎょう虫に感染した理由】
今こそ、アタシは政令指定都市に住まわっているが、昔はド田舎に住んでいた。
約40年前のド田舎では、土地があればそこに畑を耕し家庭菜園を作っていた。
更に、ド田舎は下水道が発達していない箇所が多く、トイレは和式でそれも
ポットン便所だった。(下を覗いたらウ○コまみれ)
水分が多かったらおつりが返ってくるしまつ。←分かる?
溜まったらそれをバキュームカーで業者が吸い取りに来るという時代。
その人間が排泄したものを、杓子(大)で掬い上げて家庭菜園の肥料にしていたのだ。
「大便そのものや大便で汚染された食品が口に入ったり、大便で汚染された人やものに触った手で食事をすることによりうつります。」
ま、そういうことです。
家庭菜園の肥料としていたものにぎょう虫の卵が潜んでおり、
ご幼少のアタシの尊いお口に入ったわけだ。
【ぎょう虫の感染ループ】
さて、そのぎょう虫の卵はアタシの温かな腹の中で成虫になり、
夜間に這い出て肛門の周りに卵を産む。
➡寝ている時にアタシの肛門が痒くなる。
➡手でポリポリ掻く。
➡アタシの可愛い指の爪の中にぎょう虫の卵が入る。
➡手掴みで食事をする。
➡またアタシの口に卵が入る。
・・・このループが永遠に繰り返される。
【ぎょう虫検査】
学校の定期検診で、かの有名な「ポキール」で検査する。
この謎のキューピーをみれば懐かしい昭和同世代!
検査シートはセロファン状になっていて、上の絵のような姿勢で肛門に
ペタッとくっつけ、そこに卵があるか顕微鏡で調べるのだっ。
【ぎょう虫感染症の治療】
さあ、感染ループを止めなけれならない!
ぎょう虫検査に引っかかったら、病院から板チョコ状の食べる薬をもらう。
アタシの記憶によれば、かすか~な板チョコの香りはしたが、食べてみると味があまりない、
不味いとまではいかないが好きではなかった、と思う。
これを1週間か10日そこら食べて駆除をした、という経歴を持つ。
そこで、ぎょう虫検査に度々引っかかって学校で恥ずかしくなかったのか?
ということだが、なんと当時の我が母校では、ほとんどの児童がぎょう虫に感染していたので「あんたも?」「アタシも」の世界だった。
こんな話題も「昭和」だねぇ。